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PAEって何してる? その1

  • 執筆者の写真: Y W
    Y W
  • 2022年12月11日
  • 読了時間: 2分

神戸市立医療センター西市民病院

看護師PAE3期生 渡木綾子


神戸市立医療センター西市民病院は神戸市の長田区にある総合病院で病床数は358床、地域の中核病院として市民の安全で質の高い心のこもった医療を提供しています。

小児科は、一般小児科以外にも専門外来があり、中でもアレルギー疾患に関しては、専門医以外に看護師や栄養士、薬剤師など多職種でチーム医療を提供しています。(PAE、CAI)も複数存在しています。

私は小児科外来で勤務し、週に2回、アレルギー外来の日に、PAEによるアレルギー指導外来を設立し、30分1人の枠の予約制で丁寧に個別指導をしています。患者本人や患者家族のアドヒアランスを高める指導をおこなっています。


<アレルギー指導の一例>   

アトピー性皮膚炎の8歳男児。幼児期から通院し保護者がスキンケア指導を受け、コントロール良好でいたが、年齢が大きくなってきたので本人に薬を塗らせていたところ、診察時には全身ざらつきがあり、手に発赤疹があった。最近は、母親が塗っているが本人が嫌がるようになった。

母親の前で本人に、「困っていないの?」と尋ねると「困っていない。なんか知らんけどお母さんが塗るし。べとべとするから嫌。」と返事があった。それを聞いた母親は「困ってないの?痒くないの?」と驚いた表情であった。


指導①母親へ本人の認識を知ってもらう

  ②本人へ子ども用のツールを使いながら、スキンケア、治療の必要性を説明する

  ③本人へ軟膏の塗り方など具体的なスキンケア指導し、実践してみる。


指導中に本人が「なるほど!」と興味を示し、保湿剤の形態も自ら選択し、その後、意欲的にセルフケアを継続できるようになり、以後、皮膚コントロール良好となった。母親は、本人主体のスキンケアをサポートする役割を継続した。


Point!

成長に伴い、発達段階に応じた本人への指導は必要。アドヒアランスの高い母親であっても、保護者主体から本人主体のセルフケアができるように支援していく


 
 
 

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